極太・極厚ベンズの新型ツイストリードや経年変化とか(第2504回)
追求追求の繰り返しで完成度が上がる商品達。
昨日はトレッサ時代のお客様と幸福餃子に行き、まったりと過ごさせていただきつつ化け物級の革小物を製作していましたwww
その傍らで本来お休みだったミサ君も夕方まで仕事に来て雑務をこなす。
足が出ていない繋ぎで凄いアングルから商品写真を撮影しているww
凄い光景ですねww
そう、現在商品を作っては商品写真を撮り、ネットショップをもう少し構築して広げてイベントに向かうという事も製作の傍ら進めています。
私は私でビジネスデーの商談に向けて商品リストをパソコンで製作しつつ、日中は店舗で色々作っているという日々。
まぁ、実際取引したい業者が現れるとはあんまり思っていませんがww
でもやることはやっておかないとね!!
では本題!!
新旧のショートリード。常に商品は進化しています。
イベントに向けて商品の見直しも行われる中、製品を作るにあたって改良が重ねられています。
例えばこのショートリード。
写真の右側が今までの商品で左側が今回イベントに向けて定番商品化の為に本気で作った製品。
もともと2種とも同じ革で仕上がっていますが経年変化でこの様に飴色に変化します。
もちろん右側のショートリードもこの形で販売してきて実際実績もあるのですが、1年以上販売してきて気付かされる部分は多々あります。
例えばこの持ち手部分。ここに編み込みがある方が飼い主の利便性が上がるので今回からツイスト標準装備!!
正直イベントに出る前に作っていたのが右側。
これは単純にこんな感じのおしゃれなモデルがあればいいよね!!という感じで製作した物。
もちろん見栄えも良いのですが持ち手がストレートで出来ており、ツイスト程グリップ力が得られないんです。
でもナスカン付近にはツイストが飾りで入っている。
掘り下げて商品を考えた時に本来であればナスカン付近にツイストを作るくらいなら手元にツイストがあってナスカン付近がストレートで良いんですよ。
もちろんこの方が好きだという方もいるのだとは思いますが、割合的には手元にツイストある方が利便性も高いんです。でもこれ実際にイベントでお客様の使い方や声を聞かないと気付けなかったんです。
そしてこの金具部分。Dカンを抜きました。そしてナスカンをもう重さ10キロ分程強化しました。
金具に関しても見直しを謀りました。
今までのリードはDカンがナスカンに当たってカチャカチャいっていたんですけどね。後付けで希望者のみに手元に付けられるように変えました。
このナスカンも大体耐荷重139キロから146キロ位まで耐えられるように変えてみたり、軸の幅を数ミリ替えたり色々行ってこの形に落ち着きました。
こういう技術って人間のショルダーバッグの原理から応用させているんです。
ブランド品のショルダーベルトもこの部分がショボかったりして修理が来るんですけど、なんで壊れるのか・では壊れにくくするにはどうしたら良いのか。この考えをペット用品にも使っています。
でもこの画像見て思う人もいますよね。。
どうして手元だけツイスト入れば良いと言いながらナスカン付近もツイスト入ってるの?(´ー`)って。
まぁ、気付く人はあまりいないかww
これはですね、一つは誰しも気付きやすいですが「見栄えが良いから」です。
でも見栄えは2番目なんです。
べつにナスカン付近はストレートでも十分素敵なので編まなくても良いんです。
でも、この製品に関しては編む必要があったんです。
そう、一番の理由は「簡単には同業者がわかっていてもなかなか真似しにくい製品」だからです。
このご時世、言ってしまえば良いものはパクれば良いじゃないですかww
これ、多分ツイスト1個の製品なら知識・見聞ある方なら再現して作れるんですよ。
でも、これがツイスト2個を一本の帯で作るとなると突如意味わからない位の物になるんです。
せいぜい似た形は作れても他社は二本の帯を使ってこの仕組みを作るでしょう。
でも一本物でこの仕組みを今作っているのはSigmaだけなんじゃないでしょうかね。
その位難易度高いんですよ。知っているお客様は現場を見ているから分かると思います笑
なのでこのシンプルなベンズの製品、シンプルながら化け物という高級だけでない傑作品なんです。
辿り着いた革のショートリードの美の極致です。言い切れます。
経年変化した暁には飼い主様はヨダレ出しながらにやけちゃう代物になりますよ♪笑ヤバッ
飾りカシメやスタッズ、ラインストーン、コンチョを使わなくても革だけで凄さが出ている製品なんです。
これ結構大事なんですよ。
ネットとかで見ても飾りがガチャガチャついている革の製品いっぱいあるんですけどね。
もちろんSigmaでもそれをエスカレート級に作れるのですが、全体の割合からするとSigma製品は革と金具だけで勝負している製品が大半なんです。
まぁ、、こんな掘り下げて犬の装具を探している人いないでしょうけどね笑
でも飼い主様がウチの製品手にした時に他の人がそれを見ていいな・・とみられたときに胸を張って見せられる飼い主様の環境を構築したいじゃないですか。
そんなことを考えながら今日も色々なものを製作していきます!!
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