ルガトパロット新入荷と超初期のクラフトベルト(第2566回)
ルガトの別注シリーズの最終作パロットグリーンついにSigmaへ。
昨日はコロナ前以来のお客様のご来店がありました。
ALZUNIを辞めてSigmaを始める間からのお客様のお付き合いで、元々ここの常連様がご紹介していただいてからお付き合いのあるお客様。
久々にベルトの調整と新たなご依頼を頂き昔の話と最近の話で楽しい時間を送らせていただきました☆
後ほど。
まずはこちら~!!
ルガトショルダー別注色は三色国内に存在しています。その三色目。
久々にルガトショルダーの新色を入れました。
色名「パロット」。日本語名だとオウムです。
そう、オウムカラーなんです。セネガルパロットとか入れるとよくそのイメージが分かります。
この皮革も通常国内の問屋さんには流れていないルガトシリーズでして、アザレア・琉球に続いての三色目になります。
かなり鮮やかで個性全開なので元々三色あることは存じていたのですが、このグリーンにはなかなか手が出ませんでした笑
多分個性的な方には魅力に感じるのだと思いますがアザレアや琉球よりは攻撃力は劣ると思われますが、意外性はピカイチといったところなんですよね~。。。
感覚的には冒険したな~って感じです笑
現物見た方が尚あざやか。経年変化はどうなるのか分かりません!!琉球は濃ゆくなるんですがこれはどうなるんでしょうねww
いつものSigmaあるあるですよ!
今回ペット用品の売り場に色味を追加したかったのもあり、そして希少性や珍しさを狙っての入荷なので一部ウチの一般商品にも使えるように仕入れました。
よかったらどうぞです。皮革の動きによっては最初で最後の入荷にするかもしれませんけど笑
では本題へ。
一本の懐かしいベルト。Sigma創業時のクラフトベルトをお客様が持ってきたww
10年経つもなんと現役のベルト。
お客様には「休みの日に使っているのでベルトの穴あけを追加して欲しい」という事でご来店されました。
その他ヴィトンのお財布のリメイクや新たなフォーマル用のベルトのオーダーも頂いたのですが、メンテナンス後にパシャパシャこの帯の写真を撮りましたよ。
何故かって?
個人的には創業時でお金もスッテンテンだし時間も有り余って不安と向き合わせだった時を思い出すから笑
ヌメベルトだったので長年のシミ等もありますが全然味がありますね。
この帯は本当に仕事がまだほとんどなかった時代にオーダーを頂いた物で、自分がSigmaをどういう方向性にしていくかも正直定まっていない頃に施した彫刻のベルトなんです。
仕事ない時にこういうオーダーを頂いたのでじっくり一人で黙々と彫りましたっけ。。(´ー`)笑
仕事を頂ける感謝の気持ちを込め、そして脳内は彫ると病んでいくので「こんなことしていて大丈夫か?私・」とも思いながら製作した一本ww
実際Sigmaでは他にもいくつかクラフト商品作りましたがベルトはこの作品ともう一本、カービング切り抜きパイソンのベルトがあったっけ。
もうね、今じゃ当時を知る人にしか作りませんよ((´∀`))ケラケラ
時間がかかるのでね。
旧ロゴを眺めて思う。「この日があったから今があるんだ」と。
「ロゴ」って不思議ですね。
当時は個性のないこのロゴで満足して最初は使い、途中からあか抜けない感じとか個性がないどこの企業にもありきたりなロゴだな~と思っていましたが、時が経って今こうしてみるとさ・・・
初期ロゴってレア感もあるし歴史を感じて渋く思えるんですよww
ロゴを一新するメーカーさんも同じことをおもったりもするのかな・・・
とにかくさ、当時必死に頑張って彫刻を施した一点物のベルトを今もなお現役で愛用して頂いているという嬉しさはひとしおですよ。
そんなことを思い出させていただいた昨日であり、今日も頑張って製作をしていきたいと思います!!