Sigmaにしかなかなか出来ない前人未踏級ランドセルリメイク?!(第2567回)
シルバー加工も兼ねた革屋さんにしかできないリメイク技術。
昨日もまたいろんなお客様が来られる一日で神社参拝を済ませてからはバタバタのSigmaでしたw
最近天候が荒れてばかりなので寒暖差も激しく、体調をちょっと崩しています。
あちこち痛かったり鼻がズビズビしたり、ちょっと最近しゃがむのが困難だったり・・・笑
嫌ですね~歳を取るのって。
今日は気合で過ごしていこうと思います。週末は4か月ぶりに埼玉にイベント出店に行きますので。
なので店舗は予定では土日は埼玉の為休み、金曜日は前日搬入に行きません。前日搬入は出来るんですけど会場に夜間警備が今回入らないみたいでww。
店舗にて準備での運営で行こうと思います。
では本題!
平成初期の時代のランドセルリメイク。昨今のランドセルよりも重いけどはるかに頑丈!!
今回はランドセルリメイクの模様です。
平成初期のモデルで「東京都知事賞」と金箔が押されていたランドセルが来ました。
作る物は「iphone14promax」のサコッシュ風ケース。
そして作りは基本「お任せ」で笑
お客様のひいお爺さんひいお婆さんから頂いた物だとか。
ギリギリ作れるサイズという事で今回敢行しました。
このあとまさかのドハマりしていくとは知らずにね・・・笑
「金具部分を有効利用したい」というご要望を頂いたので今回は手を付けたことがあまりないココに注目。
最近のランドセルはこのロック部分の形がざっくばらんですが、このランドセルは私が小学生の頃とそんなに変わらない作りの金具で組まれています。
過去に切削してこのロックの蓋の部分を使ってキーホルダーを製作したことがありましたが、今回はこの金属部品を徹底的にバラして有効利用できないかを考えながら進めていこうと目論んで進めていきました。
ということで・・・
下村 VS ランドセル、試合開始!!笑
早速まずは解体から入るんですけどね、ことごとくいつものランドセルと違って予想を上回るスペックに悩まされていく私。
何に悩まされたって?
それはですね、最近のランドセルと違って「頑強な作り」という事です。
なかなか簡単にバラせないんですよ。笑
糸も一針一針間違いなく職人がしっかりと縫い込んでいて大和魂入っちゃってる気合の一本のランドセルなんです。
バラすだけなのにビックリでしたよ。さすが東京都知事賞貰ってるだけありました。
それでも少しずつ破壊は進むんですけど・・・
底部の金具破壊がほんと硬っい!!笑鋼鉄のカシメ外し工具がぐにゃりと曲がって壊れる程。。。
まさかの工具が作業を進めるにつれて壊れるというね・・ビックリしましたよ。
まぁ、今の今までこの底部金具は解体した事まではなかったのですがいざ壊そうとして手を加えても最初ビクともせず、ドリルで強制破壊脱着しようか?とまで思わされる程でした。
とにかくこれを破壊して外さないと先に進めないのと同時になんとなくこの金具の案が生まれる。
大木槌でバゴンバゴンぶっ叩くんですがそれでもなかなか壊れる手ごたえが伝わって来ないはぐれメタル級の金具。
別に使わなくても良いなら諦めている破壊工作なのですが、この金具とシーソーゲームをしているうちになんとなくこの金具の有効利用方法が頭に浮かび始めていて、好奇心だけでひたすら外す作業を進めていました。
しかしカシメ壊し工具が壊れたことでいったん中断ww
これ壊れるとワンちゃんのイベントにも影響するので速攻でメーカーに発注して届くまで保留という時間も数日ありました。
でもおかげで・・・
極力綺麗に解体が成功。皆さん、ランドセルの底部の金具ってこういう仕組みみたいですよ!!笑
だから何?!と言われればそれまでなんですけど、6年間子供がガシガシ予想以上に使いこなすランドセルの金具ってね、一般流通している市販金具よりもかなり考えられて頑強に出来ているんですよ。
大の大人が工具を使ってこれを破壊しようとしても簡単には壊れない。
確かに小学生時代に他人の友達から「ランドセルが壊れた」という言葉は耳にしたことはありません。
その位国内産のランドセルって評価が高かった証拠なんでしょうね。
壊していながらですけどね、私は古き良きが好きなので作りに感動しました。
こういうのを作る職人さんの弟子になって教わってみたかったな・・とちょっぴり思いました。
そしてこの後試行錯誤してこの金具を使おうと戦っていくわけです。
つづく