究極ランドセルリメイク②(第2568回)
後戻りはできない!一発勝負の金属切削を経て。
今週末の天気が気になるww
イベント出店って天候が全てなのでいつも天気予報を見てしまう自分がいます。
だって出店費用って二桁万円することが多いんですけど、天候が雨だろうと返金はないんですww
なので全ては天候なんですよww
その他も出店先の商圏とかイベント内容に関してSigmaが相性合うのか合わないのかの選別もあるんですけどね。
今年は去年よりもまだ当たっていないんですよww
出店してマイナスで終わることもあるのでほんと「運」なんです(´ー`)ハハッ
でもやっていてわかるのは「革屋」が少ない事。
一昔前の時代はむしろ革首輪が主流だったかと思うのですが需要の低下や幾多もの革屋さんの廃業等を経て今では珍しい存在になっている感があります。
以前も警察犬や盲導犬の装具のメーカーさんが廃業になられる際に「買い取ってくれないか?」と話が来たことがある程ですからね。
そんな経緯があるからこそ「革はまだ健在だ!」という気持ちも込めてSigmaなりのやり方でチャレンジを続けています。毎回苦戦しますが成功する時もある。実際にウチの装具を付けたワンちゃん達の高級感は素晴らしいものがありますからね笑 そこにやりがいも最近は感じます。
では本題!!
昨日の金具を破壊した後、ショルダーベルトにランドセルの両脇ベルト応用の為、切削していく。
工具が壊れて萎えている時に別の事を進めようと違う部分にテコ入れをしていました。
極力ランドセルの部品を使いたいというご希望からこの肩掛けベルトも流用するべく金具を変えていきます。
形も想像できず、なんか金具を切削している時の心境って結構むなしいんですよ笑
「これってこの部品切ったところでウチの金具流用できるのかな・・」とかサイトで何かしら同じ作業経緯の参考写真とかないかを検索するんですけどまずないんですよね。。。笑
すると何が正解なのかもわからずとにかく大草原の草をかき分けて前に進む間隔なのですよww
そんな気持ちも経験しながら・・・
ランドセルの蓋部分を裁断する。金具を破壊して縫製を外した後もランドセル感ある部分をわざと流用する。
この蓋部分は誰が見ても「ランドセル?」という雰囲気を感じ取りやすそうな感じですよね。
なのでこの部分をフロント部分に採用する事にしました。
金具を外し、縫製を外さないと蓋裏のパーツが分割できないので解体しましたが、縫製跡だけで組んでもリアル感が無いので再度この蓋パーツに縫製を加えていきます。
カシメも打ち直しているんですww言われないと気付きにくい部分かもしれません笑
とにかくリアルさを出したくて二度手間ではありながら徹底的に組んでいきました。
これをやるかやらないかでクオリティーが違いますからねww
そんな作業を日々積み重ねていくと工具も届いたりで再びあのヤバイ金具と対峙していく気持ちになり・・・
第二ラウンド開始~!!まずはドリルで切削!!(゚∀゚)ヒョー!
自分の頭の中におりて来た構図だと突起が邪魔で機能しない仕組みの為、突起部分を徹底的に破壊していきます。
成功するのかも全く読めないながらガリガリ切削していく私。
途中経過で「これどうなるの?」と言われても「わかんない(-_-)/」・・笑
だってあくまで私の想像の中にしか完成図はなく、また可能なのか不可能なのかもわからないしこの金具を加工しているランドセルリメイク職人さんは調べても出てこないんですよww
でもよくわからない、根拠のない自信だけはちょっぴりありましたww
そして・・・
ガリガリに削った後、このリメイクの山場がこの可変ロック部分のミクロな切削作業です。
反対側を削って見ると中に小さい・細い金具が顔を出しました。
その部分まで削ってしまうとこのレバーパーツが壊れる事が判明。
なので1mmない薄さの部分を中のパーツが見える位までのギリギリで切削を止められれば使えるパーツに仕上がる。むしろ奥まで削ってしまったら機能しないただのゴミになるわけです。
この領域で金具に注ぐ職人さんはなかなかいないでしょうね笑 無謀ですからねww
オペ成功wwあっぶねー!!私って・・アホだけど凄いかも!!笑
スレっスレまで切削に成功し、私が使いたい機能を活かして使える事が確定しました。
内部に入った銀粉を吸い上げ、ちゃんとつまみもカチャカチャ稼働します( ̄ー ̄)ニヤリ
これをですね、90度変わった角度から元々のランドセルの蓋を下ろして固定するパーツの軸にするんですよ。
そして大きい穴の空洞の所がたまたまよくできていらっしゃる!!
6ペンスコインがジャストフィット~!!笑(゚∀゚)
ウケる~wwここをコンチョ止め出来ればもう完璧じゃないか!!
ということでですね、お任せは頂いていましたがお客様にご連絡する。
私「ねぇ、、ちょっとイイ感じ出来そうなんだけどそれでやっちゃっていい?」
お客様「じゃあそれでお願いしますっ!」と。笑
軽っ!!!(゚∀゚)笑w
流石Sigmaですね、お客様との信頼関係が半端ないww
ということで仕上げにかかっていくのでした。
続く。