PT.WORKSDESIGNのバッグカスタム(第2596回)
富山の古き良き米国デザイントートを原型としたバッグカスタム
いやー、朝から家のガスの点検が入り連絡が来ててんてこまいww
外部点検したらどうやらガスが漏れているらしく、内部の即点検が必要だとかww
仕事中ですと言って日を改めようとしたのですが、「ではそれまでガス供給止めておきますね~」と。。。
え?!・・・
そんなにヤバいのか?!
ってか「は~い」なんて言ったらシャワー浴びれないじゃん・・・それは絶対ヤダ!笑
ということで急遽連絡して緊急で自宅に戻って診てもらったりで遅くなりました。
何が起こるかわからないものですね!
では本題!
施工前の写真が見当たらないので先に施工後から!笑

なんでしょう・・心に余裕がないのかしら。画像が見つけられなかったので事後からご案内!笑
このPT.WORKSさんのバッグは元々このセンターのベロの止めがなく、フリーのトートだったんです。
職人の道具入れだったアメリカ昔のトートデザインを題材にされている富山のメーカーさんの逸品でして、岡山の4号帆布を使いつつ古いリベット止めのモノに仕上がっている拘り製品なんですよ。
物によってはトラックに使われる幌とかも扱っていたような・・・。
そんなメーカーさんのトートを自分好みに使いやすくしたいということでSigmaを探されてご来店された叔父様がいらっしゃいまして、今回ベロを付けたりショルダーベルトの調整をさせていただきました。
ということで両面張り合わせでイタリアブッテーロブラックを使ってベロ組み。

なかなかな拘りのバッグだったので風合いを崩さずにシックにベロを付けるということを念頭にご提案をさせていただきまして、ブッテーロを使って蝋引き手縫いの作りで攻めてみました。
その傍らでちょっとショルダーベルトの長さなども調整可に(*‘∀‘)

お客様の使い勝手的にショルダーベルトを調整致しました。
よくもうちょっと長いならよかったのにとか短いならよかった等商品試着していて経験はありませんか?
今回はまさしくお客様の「あとちょっと○○なら完璧」という気持ちに応えてSigmaでできる範囲でわからないように調節穴を足したりなんなりしてみました。

このショルダーベルトの問題は即クリアーしまして・・・
ベロも周りのリベットに対抗してホック止めを行わずにギボシをチョイス!

古き良きのバッグに合わせるために麻糸で縫い、そして原始的にギボシを採用して「無骨さ」を
そのままに仕上げてみました。
これはこれで経年変化したときにとても艶も出てバッグ本体共々ヴィンテージ感を演出できるのではないだろうかといった感じです(^^)/
こうして見直すととてつもなく頑丈で無骨なバッグです。

なんだろうな~、、シンプルイズベストというかこのメーカーさんのこだわりが伝わってきます。
そして今回このギボシバンドベロも完全に口を閉じるのではなくやや余裕の空きが出来るようにあえて組みました。
というのも最初お客様には完全に真ん中が閉じるように取り付けてほしいとの事でしたがバッグの底面やマチの形状からして閉じすぎさせてしまうとバッグのラインが崩れてしまい、アンバランスな感じになってしまうんです。
なのでこの部分をお伝えさせていただいた結果お客様もご納得して下さり・・・
まるで最初からついていたかのようなギボシバンド付きトートに!!

地味なはずなのによく見ると凄いバッグでしたね~。
吉田カバン(porter)製みたいな素材なんですけどそれにさらに無骨・無垢感があり、個人的には好きな感じのデザインでした。
ちょっと使って育ててニヤニヤして欲しいバッグなので今後が楽しみです♪
この度は有難うございました!


