亀革フルラウンドファスナー財布からのリメイク(第2686回)
壮大な財布の工程がヤバヤバwwとにかく手を動かしましたw
昨日は謎に朝から賑やかな一日ww
久しぶりのお客様から新規様、常連様まで幅広くご来店される不思議な一日でした。
朝出勤時に医療センターの前を通ってくるのですがなんだかイベントみたいに人がたんまりいましたよ。
きっとあの人たちは病気ですね。。。流行っているんでしょう。
お客様の中でも複数名病気にかかっているご連絡を頂いたりもしているので皆様体調に気を付けて下さいね☆
私は9月のコロナ以来元気ですww
では本題っ!
久々に登場のスティングレーの白!
ほんと最近ではあまり見なくなったスティングレーの白です☆
あんまりエイの皮革は以前ほど出回っておらず、あるところにはありますが作業上諸刃すぎるのであまり目を向けていない皮革でもあります笑
注文があればちゃんとした物を探してという形で昨今は対応していることがおおいですが今回この皮革を使用して・・・
タイガーシャークと組み合わせて「海系メイン」のコンセプトのお財布に仕上げていきます。

タイガーシャークもまた珍しくなりましたww南米産のタイガーシャークなんですけど、最近では入荷した声は聞きませんね・・・・。
恐らく日本産の気仙沼シャークが東日本大震災以来生態系の変遷でいなくなっていたのが戻ってきている影響とかもあるのかもしれません。
最近Sigmaで扱っているシャークもこの気仙沼産のモノが主ですからね~。
この皮革を先程のエイとかけ合わせていきますww
しかしエイを裁断するとやはり・・・
刃こぼれしまくりで全然切れ味がなくなる牛刀・・w

ストライプにする為に補足帯状にカットしたのですが相当研がないと牛革が切れなくなるというねww
この諸刃のエイをですね~・・・
ミシンで縫うのですが糸もエイの素材にやられて切れまくる・・・w

要は針で穴を開けた部分もカルシウム・・すなわち骨なので鋭利な穴の回りになっているんですよ。
なので何度が切れた後にもう一度縫ってを繰り返していきます。
本当に作業者泣かせの皮革です笑
でもこの努力の結果、お財布の外パーツは素敵なものになりまして~・・・
赤・白・黒の三色のお財布の外パーツが出来上がります(ΦωΦ)

なかなかカッコイイ外パーツですね~wwってか豪華なデザインになっております笑
ちょっと普段のSigmaでは見られない特殊系の組み合わせですね!
そして外側だけでなく内部も拘りをふんだんに盛り込みまして・・・
もうエキゾチック祭りwwでもしっかりと構成はブレていないお客様のご依頼内容。

基本的には外パーツ同様に黒赤白を使用して組み上げて統一感を狙っています。
限定のパープルクロコ、パールシャークをはじめ墨染めクロコダイル、リザード、そしてフレムレッドのオーストリッチを使って中パーツを組んでいくというエキゾチックレザーのオンパレード!!
どこまでも妥協しない危ない財布が構築されていくのですww
そしてこれらを縫製して組み合わせていくと・・・

凄まじい世界観の中パーツが出来上がっていきます。
ルガトでアソートの中パーツを組んだことはありますがエキゾチックレザーでアソートでふんだんに色んな皮革を使用したことはあんまりありませんww
しかし色味を合わせていくとなんだかんだバランスが取れていて、特にカードスペースの赤いリザードは外パーツのワインの部分みたいにアクセントとして生きています。
組んでいるのは勿論私なのですがこれも想像を越えてきますww
組み上げていくにつれて気付かされるお客様の脳内のイメージ。
「こういうのお客様っていつイメージしているんだ?!」と思わされるんですよね~笑
しかしこのお財布、このこだわりはですね・・・まだまだ半分も行っていないくらいのモノししあがっていくんですよこれから・・・wwということでこの作品は別話で続きますww


