ALZUNI製焼き印のフルラウンドファスナーコインケース修理(第2584回)

焼き印の商品化はALZUNIが初めてだったのはご存知ですか?

暑い日が続いたかと思えば梅雨が戻ってきてじとじとですね。

今週はですね、今年一番のドハマり作業にやられていますww修理の作業なのですが久々に苦戦しています笑

未だに目途が立っていない。でもなんとか他で断られ続けて来たみたいなのでなんとかしたい一心でコネコネしていますw

それが終われば私の夏スタートかなww

では今日は懐かしい商品のご紹介と行きましょう!

ALZUNI製、焼き印サドルのフルラウンドファスナーコインケース!!

久々に見ましたよこの製品。

もう私が前職を去って9年以上経ちますが未だに当時の製品を触るという事はいかに革の製品の寿命が長いのかが分かりますね。

切っても切れない縁です笑

ちなみにこの製品に関しまして、前職のALZUNIは1983年スタートしていまして元々はベルトの卸売業のメーカーでした。

その後名古屋の大須商店街に「モドパス店」をオープンさせてオーダーベルトの販売をしたのが起源です。

そしてこの焼き印はALZUNIがお財布や革小物を販売する万松寺にて製品化されたのが革業界初の焼き印製品だと言われています。

元々は焼き印部分は廃棄する使えない部分と業界内では認識されていたのですが、ALZUNIの会長はそこを逆手にとって一点物という付加価値を加えたのが発祥なんですよ。

まだまだ他にもこの製品のネタはありますが機会があればまたお話しますね♪ 豆知識としてどうぞ♪笑

ファスナー破損でファスナー交換!!

そんな焼き印製品もファスナーが先に老朽化。

ということで今回はファスナー交換を行います。

基本的には他社の製品もSigmaでは修理が可能です♪

しかも壊れにくいエクセラファスナーを採用しているので大抵のファスナーは今まで以上に滑らかになります♪

ということで分解していきましょう~

内部はこんな感じに出来ているんですよ~♪

ALZUNI時代はね、直し方が分からず店舗でもスライダー交換しか承っていなかったこの製品もSigmaではむしろカスタムをするレベルになっているというねww

せっかくならちょっと雰囲気を変えたいという感じなので焼き印のエイジングに合わせましてこのベージュ調のリボンも・・・

ブラウンファスナーにして引き締まる感じに仕上げました!

リボンの色が変わるだけでも全然雰囲気が変わりますね!!

新品状態の時はベージュのファスナーの方が似合うのですが、経年変化するとブラウンの方が似合っています。

新たに使う時の気持ちの変化も相まってお直しの場合はおススメさせて頂いております。

こうしてみると「お任せで!」って私頼まれていたらブラックとかで組みたいかもww

カッコいいと思いません?!

まぁ、ただの独り言ですけどね笑

眺めれば眺める程ヴィンテージ系の雑誌に載っていそうな雰囲気の革小物ですね♪

これでまた活躍してくれる事でしょう。

そんなこんなで今日もこなしていきますよ~!!!!

ではではっ

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