カットタイガーアイのSigma拘りのカスタムコンチョ②(第2430回)
技術をふんだんに施したコンチョは世界観が凝縮されて作られている。
ここ数日、非公開の商品を二点製作して展開していました。
何故非公開にしていたかというと公に出来ない作品だからです。
にもかかわらず、にもかかわらずですよ?
昨日完売しました笑
恐らく世の中でこの皮革でそのスペックは作った職人いないでしょう?という幻の作品ですね。多分。
作った甲斐がありました。
今日は神社に行って恒例の参拝を行い、遅くなりましたが本題へと進みます。
前回のバングルをひん曲げてタイガーアイの枠を製作へ
前回のタイガーアイのブログ参照です☆
糸鋸で切り出したこの部品を少しずつ曲げて加工して脳内会議。
そしてその傍らで・・
この指輪も同時並行で加工して施工です。難!!
ヤバいですね普通にww硬いバングルにちょっとこのリングも併用するとなると難易度が突然上がるんですよ。
ALZUNI時代の私なら恐らく不可能だった様な気がします笑
そしてこのコンチョの素材は私がチョイスしていないという所が個人的に施工するにおいてハイリスクなんですよww
でも、経験と脳内の世界観で攻めて行きます。
土台コンチョの枠中にスキルをぶち込んでロウ付けしては叩いてなましてを繰り返して配置していく。
ここまでくるとシンメトリーとは180度ことなるアシンメトリーなんだけどバランス取れる配置の追求の世界が見えてきます。
自分の中で「タイガーアイをはめる時、この部品の先端が石のこの部分辺りにいてほしい・・」とか生まれてくるんです。
生まれてくるんですけど、条件がシンクロしないとそれはダサいものになってしまうのでほんと何度も考え直して結論に至るんですよ。
周りは「ちょちょい」とか言ってますが決してそんなことはないんです!!( ゚Д゚)w
この繰り返しの理想と現実の綱引きをしながら修正・加工を繰り返すとベースが出来上がります。
「この外観でなら石をはめた時カッコよくなる。」
「印台コンチョというカテゴリで他店でも同業者でも誰も見たこともない枠の感じになる。」
この確信が生まれた所でオガクズを入れていきます。
これはタイガーアイをはめた後に、高さの調整と衝撃に対する耐久力工場の為の工程なんです。
そして石をはめて叩いて磨き上げていきますと・・・
Sigma's Gothic arabesque in tiger eye
まぁ、こんな感じ。
よくこの枠内の中にこのタイガーアイを埋め込みましたね!!というカスタムコンチョ。
最後にこの紫色の石をはめて行けば完成。
そして凄いのは・・・
見る視点・角度を変えても決して見劣らないのが店主の技術の見せ所のオブジェ級の技
こうしてみると元々バングルと指輪から作ったんですか?!と言わんばかりの世界観に仕上がっています。
歪に部品を配置しても決してかっこ悪くなく、バランスが良い感じに仕上がっているのではないでしょうか?
全ての部品が喧嘩せずに活かされる。石も銀の部分も。究極レベルのカスタムコンチョ。
恐らくお客様の想像を超えて行ってたはず。
そう言わせるくらい銀細工のカスタム作業は自信があります。
この技術だけは誰にも負けない自信がありますが、なかなかお披露目する機会が昨今減っている事が残念!!爆笑
まぁ、一部の常連様方に楽しんで頂けるだけで幸せなのでそれはそれでいっか♪
という感じで今日はこの辺で☆