大苦戦した特殊ナスカン修理①(第2722回)
見たことない形状のシルバーナスカンの修理は未知の領域だった・・
新年に向けての準備が何にも出来ていない・・歯医者は明日・・これも年越し治療・・w
どうしたもんだろ・・毎年新年前は楽しみなんですけどね~(-_-;)
今年はちょっと待ってよ!という気分。
あ、ちなみに年末年始の営業ですが~
29日まで通常営業、30日は大掃除、年始は4日初詣で5日から通常営業という感じで行きます!
毎年3日に初詣していたんですけどね、来年は4日で!
そして来年からは木曜定休以外にランダムでどこか毎週何曜日かに休み入れる予定です。つまり不定休ww
連絡くれれば休もうとした日をずらして店開くとかマイペースにやろうかと思いますww
これ10年経ったらの目標の週休二日制。もう10年仕事走ってやったから良いでしょ!と。
ちょっと理想の形は違ってしまいそうなので結局は作業デーに充てる感じが強くなりそうです笑
では本題!!
個人的に構造が読めない難解なナスカン修理。この構造のナスカンは・・・修理不可?!

はい、久々にSVナスカン修理のブログになります。
「あ、ナスカン修理?Sigmaなら壊れてもシルバーなら何らかの形で直せるでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
個人的には前職時代から「ナスカン修理は基本的には不可能なので受け付けない様に」と教えられてきましたので元々出来ないと思っていました。そう思うとSigmaは凄いかも・・出来ないと教えられてもやるんだからww
でもこの10年で幾度となく一か八かの修理をしてきましてたまたま直せなかったナスカンがなく全てにおいて何らかの形で修理を施して来たんですね。
全てオペ成功したとしても感覚は成功確率50%位だと思っていまして毎回受注時には無保証として受け付けているのですがそんな最近、過去一苦戦することとなったんですよ。それがこのナスカン。
通常はこのような2ピースでオスメスある感じのナスカン。

画像は例のナスカン。同じような作りの2パーツが重なってナスカンの機能を作り出していて、内部にバネが仕込まれているので破壊しまくれば中にバネが眠っているんです。
まぁ、この内部のバネも毎回構造が異なりバネの厚みとか巻き数とか向きとか違うので苦戦は必至の修理作業なんですけど今回のナスカンは・・・
サンドイッチ型の一部のタイ製ナスカンみたいな作り。これこそ無理じゃね?!w

元々問い合わせがあって「現物見せていただける機会があると助かります」とお伝えしたらこのSVチェーンをお持ちになられました。SVウォレットチェーンなので二個ナスカンが付いているのですが二個共壊れてるww
そして拝見した時に絶句でした。。。
私の脳内「え・・?これどうやってバネ取り出して中に仕込んで直すの?!分解出来ないじゃん・・」となる。
お客様「これやってくれるところなくて探してたんですよ・・出来ます?」
私「んー、さいあく壊れても良ければ触りますけどこの形状特殊なので直せるかわかりません。不可能かもしれませんがどうします?」
お客様「このままだと使えないからダメ元で構わないのでお願いしても良いですか?」
私「はい・・確かにこのままだと使えないですしね・・時間下さい。そして期待はしないでくださいね」
という流れで受注。
ALZUNI時代にもトレッサのお客様のナスカンは会社に内緒で修理をしたことは実はありました。笑
しかし一部「タイ製ナスカン(今回の形状とほぼ同等)は不良になりやすくリスク高商品」とだけ習っていたので「いつかこういうナスカンが修理に来たら私やれるのかな・・流石に出来ないだろうな・・」とは思っていたんですよ。
が、しかし!その不安に思っていたその「時」が訪れたのです。ww

このSVチェーンは多分当時から凄く高い代物。良く見ると昔のバリチェーン型のWチェーンですね。どこかのメーカーのオリジナルチェーンなんでしょうね。お客様も何かルーツを熱く語っておられた気がしますがそんなルーツは右から左ですよww
重要なのは「直せるのか直せないかが重要でどこのブランドだなんて知ったこっちゃない」のです笑
ということで手探りで精密ドライバーでわけわからないカシメパーツを外すと内部に十字の金具が出てきました。
多分この十字がこのナスカンのキーポイントで4点が外に向けて広がっていて支点の役割を担っていると推測して
グリグリ調査してみる。
グリグリね。だって知らないもんww
でも推測がたまたまビンゴwwまぁ、このナスカンの作り手がどう作りたかったのかを想像して分解するのが重要なんです。
そして未踏の領域に到達する。すると・・「はぁ?!内部にバネ入ってんじゃん!!驚(◎_◎;)」笑

画像で見えますか?ww中にコイルが眠っていたんですww
これどうやって作ったのよwwとなりましたw
まぁ、100歩譲って頑張って分解して外すことは出来たとしてもこのバネ、どうやって埋めて戻すのよ?となりません?wwなりますよね?wwいや、ならないとおかしい!!w
ちょっとナスカンを振って見ると「ポロッ」と腐食して破損したバネがズレて出て来たΣ(゚Д゚)ヤバッ!w

・・・だからこれどうやって戻すのよ・・苦笑 と、改めて思った瞬間でした。
しばし眺める。。。
しばし考える。。。
バネを取り出してまた考える( ゚Д゚)いや、たそがれる。笑

バネ、、よく見るとめっちゃ曲がってる!Σ(゚Д゚)
そして欠損してるしどういうパーツ形状だったのかよくわかんない!Σ(゚Д゚)
さらに見たことないバネの向き通常と逆巻き!Σ(゚Д゚)
コイル線も通常よりも約0.2mm細い!!w
つまり「コレはヤバイ!Σ(゚Д゚)」。
いつも使うコイルを無理やり加工して実験してみるもバネの厚みが0.2mm厚いのでもちろん失敗ww

とりあえず手を動かしましたよ・・・w
わからないなりに触るんですがバネはおそらくワンオフか何かのブランド専用品を使用していたんでしょうね。
上手くいかないんですが上手くいかない中でなんとなくこのナスカンのクセというか特徴を感じたんです。
もうね、考古学者の人と変わらんですよ爆笑(゚∀゚)アハハハ
考古学者じゃないから知らんけどwwとにかく歴史の解明という部分においては同じなんですよ。多分・・笑
ネットで調べてもこんな修理出てこないしマニュアルもない・・。
自分を信じて進めていくしかないんです。
そんな事も知らずに「こんちわ~!!」と来店されるお客様を対応する日々。。内心「あーヤバーい・・ナスカンヤバーい・・」が常に頭のどこかにあり、プライベートの休みの時でも「あーヤバーい」が残り、、、犬のイベント中でも「戻ったらナスカンやらなきゃ・・ヤバーい・・」状態ww
この秋は結構きつかったですww 私、気持ちの切り替えが下手なんですよね・・苦笑
つづく


