業界を代表するタンナー様がご来店!!

さーて、今日は珍しくまじめな話をしますかね!!
今年は皆様のオーダーによってお手元に届くエキゾチックレザーでは6色展開のパイソンをはじめ、当店オリジナルのエキゾチックレザーというものが登場しています。
来年もクロコダイル、パイソン、リザードに関しましては自店のオリジナル皮革を主力で展開していきます。

通常は革屋さんは問屋との関係を築き、そこで色んな皮革を手に入れて営業するスタイルが主なのですが、sigmaはエキゾチックレザーはそのスタイルを主としません。
前者の方が運営は楽なのかもしれませんが当店のエキゾチックレザーは自ら開拓したルートから問屋を経由せず生産者の元から直接仕入れる他社にない武器を持っています。
開業当初から入れているオーストリッチはアフリカに直接足を運ぶ老舗メーカーさんに依頼して仕入れる。よって通常国内に出回らない色の皮革をsigmaで手に出来ることが可能になっていたりします。

そういう環境の中、一昨日まさかの業界を代表するようなタンナー様がsigmaに来られました( ;∀;)嬉!!

私はその生産者様にsigma独自の皮革を製作依頼していたからなのですが、その品を持ってわざわざ遠路はるばるご来店されたんですよ。。。自分の中ではテレビに出た時以上に楽しみにしていました。普通ありえないんですよ

なので今日は普段皆様が手にするエキゾチックレザーがどれだけ凄いものなのかをご案内します。
まずは画像で説明しますね。じゃじゃーん♪
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っと色々とクロコダイルがsigma内で散乱しており、私はパイソンを手にしていますね笑ww

そう、これがsigmaが来年主力としたいと思い、秋から依頼している試作含めたエキゾチックレザーなんです。
先に伝えますが、現在sigmaは染料でもない、顔料でもない「墨染め」のクロコダイルとパイソンを来年展開する予定なんです。なので下村・・・ガチですww
というのも・・・
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みんな同じに見えるかもしれませんが微妙に仕上がり方が違うんですよ。
私の希望に際してタンナー様は一生懸命試行錯誤を繰り返してようやく製品が仕上がるんです。
特に墨染めは今回タンナー様も初に近い試みであり、墨の配合とか季節によって染まり方が違うんじゃないかとか不明確な部分が多いんです。
でもそれでもすさまじい皮革として仕上げて持ってきてくださるんだからヤバイwww

そしてこっちも本気なのでお客様が手にした時の質感や雰囲気を考えに考えてすさまじい革に対してタンナー様に気持ちを伝えます。

なので私が今画像で手にしているダイヤモンドパイソンの墨染め、、、これはね、、作って頂き申し訳ないけど採用しなかったんですよ。
これ、画像にありませんが最終的にモラレスパイソンの墨染めで行くことにしたんです。
同じ蛇でも染まり方とかメリット、デメリットがあるんですよ。
ここではその意図は割愛します。

クロコダイルも同じです。
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並んでいるクロコもですね~、画像ではわかりにくいですが仕上げ方が違うんですよwww

タンナー様「この段階を経て磨いたり洗ったりしたのがこちらで、色止めをするとこんな感じで・・素上げが・・これで・・」と、詳しくご説明してくださるんです。そしてsigmaがどういう墨染めのクロコダイルを求めているのかをヒアリングしてくれます。

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なので私がこっちはこれだから良い、こっちはこうだから難しい。と対お客様、対他企業を踏まえての意見をここで出し合います。珍しく下村が真剣に語っていますねwww
水分もとらずにひたすら長時間ここで打ち合わせをした結果、クロコはまず一匹、タンナー様も私も使ったらどうなるのか分からない状態のを実験購入し(タンナー様不安かもしれないww)、私が使いたいと決めた皮革は最終仕上げしていただくという事で持ち帰っていただきました。

実験購入するショップもまたなかなかないですよねwwでも、sigmaはそれでもGoサインを出すことがあります笑
「未知」に興味があるお客様が多いからwwwまぁ、ハイリスク・ハイリターンですわ!!!( ゚Д゚)ハッハッハ

そう、いつもブログをご覧の皆様、こうやって最近入荷するエキゾチックレザーはsigmaに入ってくるのですよw
例えばこのパイソン達も・・そんな工程を経てようやく入荷してくるんです。
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タンナー様の凄い努力の結晶なんですよ~♪この皮革持っている方々、、今まで以上にヤバい革だったんだと認識して好きになりますよね!!笑
その後生まれたのがブラックインセンターグラデーションパープルなんです♪
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こうして日本中の問屋さんに赴いても手に入れる事が出来ないタンナー様とsigmaから唯一無二の皮革が出来上がるんですww

ということで今日は皆様の手元に渡るまでの工程をご紹介させていただきまーした♪ではでは!!