Sigmaのクラシックチョークとクラシックリード(第2071回)

Sigmaを支えて下さるお客様方がいるからイベントで実践できた事がある。

一週間が早い・・・とてつもなく早いww

昨日は飛び込みのお客様や常連様、そして久々にコインリングを作ったりと現実に戻された感半端ない一日でした⊂⌒~⊃。Д。)⊃

 

さて、昨日の続きです♪

昨日はハイブリッドチョークをご案内させていただきましたが、他にはSigmaらしい革リードの販売等を行っていました。

すなわち無垢でゴツイスタイルの代物です☆

素材から厚み、そして金具まで全てに拘るぶっとびスタイルこそSigma!!

こんな感じww

皆様今「なぎさ」の刻印に目が行ったと思いますが、観てほしいのはこの黒い革!!ゴツイでしょ~(゚∀゚)

触ればわかる厚み、そして密度の濃い繊維なので重さもあります。

コバは磨かれ、金具も専用の幅対応のナスカン、そして折り目は薄くする傾向が強い商品にも関わらず耐久性と無垢さを出すために漉きなしで折り目を作り、Dカンも底高の切れ目なし!カシメは通常品では足が届かないので長足でぶち込んだSigmaらしさ全開の拘りリードです☆

そして圧巻はこの硬くて厚いリードにも拘らず編み込みをデザインに入れるというねww

指が擦れて指紋が無くなって指の皮が剝がれるほどのパワーで編み込んでいます。

たかがリード、されどリード。Sigmaで皆様に習った技術がこの逸品に注ぎ込まれているんです。

当日このリードにレーザー彫刻で名前を入れるというものが良く売れてくれましたが正直他にもリードや首輪を扱っているお店はあったんですよ。

むしろ他のお店は出店経験はおろか実績を持っている。

それでもSigmaのリードが売れた要因の一つにぱっと見だけでもこの商品の無垢さ、雰囲気に他店の展開商品との差があったんじゃないかと思います。

この差は紛れもなく私よりも

絶対にSigmaを日頃ご利用されているあなた方(お客様)がいるから作れたものです。

ALZUNIの時からの技術はもとより、繊細な商品よりも無垢の革が好きなお客様方からのオーダー品を毎日作り上げていなかったら間違いなく私にはこのレベルの物を作れませんでしたよ

もっと薄い革でやわらかく、そして編み込みも楽に、金具も妥協して一般的なものしか作れなかったはずですwwそうだったならば商品力低いどこにでもあるリードしか作れず失敗に終わったことでしょう。

それだけではなく、当日オーダー実践販売も行えたのは日頃のお客様のおかげです!

例えばこちら!

簡易作業台を持って行きまして、お客様方の目の前でそのワンちゃんに合う首輪を速攻で作るというご依頼を承っておりましたw

これも皆様にしごかれてきたから出来る事wwそして他のブースでこれを実践しているお店はもちろん40店舗以上ある中でSigma≒B.b_worksだけでした笑

Wバット牛革40mm帯をお客様のご希望に20mmに幅カット。

カット後に長さを合わせ、コバ面のバリを削り、コバを塗り、コーティングを加えて熱磨きを行い穴を開けて美錠周辺を漉き上げる。

とにかくオラオラで組んでいく無垢の革首輪。

実際に見学する人や通りがかりで「え?Σ(゚Д゚)作ってんの?」「え~、作りたかったぁ・・」という声を耳にしたりしながらひたすら作る。

すると・・・

一本30分で無垢のクラシックスタイルのチョークの出来上がり!!

レーザー彫刻は別途で15分くらいかかりましたが、約45分で名前入りオーダー革チョークの出来上がり!

この首輪もですね、ステッチも入っていない一見普通の革チョークなんですが、素材、金具、厚み、何よりも作業でヤッバイ革チョークに仕上がっているんですよ。

関わってきたお客様方の顔に泥を塗ることがない首輪をその場で入魂製作ですww

ここで最終的にクラシックとは何かが見えてくる。

昔はパラコードとか、ビニール質の首輪は存在せず、元々革で作られている首輪が多かった。

なおかつシンプルなモデルで素材・機材の技術革新が行われる前は多分今の私のように無垢な革で首輪を作っていたのだと思うんです。

合皮で薄くても強いとか色々世の中出回っていますよね。

多分革は機能的には他の商品よりも劣っています。

でも特に私ら世代にはわかる「質感・風合い・なつかしさ」というところにかなり力を持っています。

話を昨日に戻しますと昨日のハイブリッド型は革とパラコードを合わせたモダンスタイルで、私が思うSigmaクラシックスタイルが・・・

これなんですよ(/・ω・)/わかるかな?

無垢の革リード+無垢の革チョーク=Sigmaクラシックモデルなんです。

旧式の製作工程でも皆さま(お客様方)から頂いた技術で作るこのモデルの事を指します。

昨日のワンちゃんのハイブリッドチョークのような華やかさがないし、機能性も劣りますが

「元祖の雰囲気」がみなぎっているでしょ?Σ(゚Д゚)w

ここがですね、今回私が勉強できたことでした。

無垢のゴツさを見直した瞬間でした。これはカッコいいわ・・

革屋でありながら実際に作って出来上がったものを観て、そして装備して頂いてみて初めて気付く事、、、未だに多々あります。

今回のこの経験を踏まえて、人間が使う革小物に対しても今以上にこの技術をアレンジして精進していかないとと認識したイベントでした~!!

ということでこの辺で!!

 

追記:

こういうイベント、ぶっちゃけ昔からの絡みのある顧客様方からも賛否両論あったりした中での参加でした。

皆さまの意見を元に行動してきた私としては非常にさじ加減が難しかったです。

今までのSigmaらしさの継続と共にこの皆様から頂いた技術を他の物にも活用しないといけません。変化も加えないとSigmaだけでなく個人事業は継続できないと私は思っています。

なので100人いたら100人が同調出来るとは思っていませんが、意図やテーマを持って春から活動してきたチャレンジの中身を伝えたくてハイブリッドとクラシックについて語らせて頂きました!!

なのでこの二日間、興味なかった方はすみません!

しかしながら作業も作品も非常に勉強にもなるのでまた機会があれば参加を考えていきたいと思います。

ではまた明後日(゚∀゚)♪♪

 

Sigmaネットショップ

前サイトのブログへはこちら⇒http://team-sigma.com