漉き模様レザーがSigmaにやってきた!(第1835回)

東京浅草にある老舗の職人の技が光る皮革登場!

漉き模様レザー(通称スキモレザー)

世界で二人と作れない特許を持った杢目金みたいな皮革

今日がSigma新作レザーとしてのご紹介最終号です♪

最終日はエキゾチックレザーではなく牛革になります。では漉き模様レザーとは何かをご紹介していきます!

っとまず画像で説明します!

ふと一見見てみるとこれ、、木ですか?!となりますよね!!

これ、牛革なんですよw

浅草の革加工の職人、大久保商店の大久保邦雄さんが生んだ皮革でして、何十枚(時には150枚位)も革を貼り合わせて、凹凸を作ってプレスしてその断面を特殊な技術で漉くとこれが出来上がるんですって!!

至高の逸品なのでなかなか高価な皮革です。

元スタッフがSigmaに来た際に前職ALZUNI時代にリサーチ班として活動し、プレゼンするも採用されることがなかったんだけど気になっていたという話を聞き、先週その大久保さん本人に直接会いに行って確かめてきました。

 

元々は先代から靴の部品を作る職人だった様です。

わざわざ仕事の手を止めてまで対応してくださり、(アポなしで工場に直接訪問した為笑)靴のかかとの部分や、ソールの部品を組んでいた当時の機会を眺めることが出来ました。

今となってはかかと部分などは軽さを出すためにプラスティックを使用して加工されていますが、昔は革でプレスしてそういう部品を作っていたんですって!!

でも革で作ると重い。文化の進化に伴いだんだんと需要がなくなり、この技術を何か活かせないかとということで生まれたのがこの皮革らしいです。

なかなか興味深かったので試しにSigmaでは3色展開で置いてみることとしました。

 

基本的にはSigmaではこの三種展開で!!

色々なデザインの漉き模様がありましたがSigmaでは三種取り扱うことにけてーい(/・ω・)/

 

この木目ナチュラル!見た目だけは木ですww

そしてダークブラウン!!これもまた家具とかでありそうな色ですね!!

最後に・・・

木目ブラック!!(/・ω・)/墨みたいwww

以上三種です!!んで一種だけ試しにカラーリングタイプで・・・

なんでしょう・・幾何学模様的な物を持ってきました!

 

使用前に見て触って感じた事

  • 大きさは漉きまくりの皮革なのでA4ないくらいのサイズです。
  • 漉いて出来ている皮革なので基本的には裏打ち(貼り合わせ)が必要です。
  • そして模様に際して作成する際繊維の関係で向きが存在します(推測)
  • 厚みは1.5mm前後。これに貼り合わせをするので重厚感がある作品になるのかな。
  • 銀面と床面が混じっているので経年変化はツヤ出る部分と黒っぽく変色する半艶部分が出来るんじゃないかと推測。
  • Sigma的にはとても面白い素材だという事!笑

 

以上ですww

実際この皮革、大久保様は弟子や継ぐ人は取らなかったのでいずれなくなってしまう技術の皮革なのでしょう。

Sigmaとしては昨日までの墨染めエキゾの他、印伝を取り扱っているので相性とか店舗の志向に向いているのでこの皮革の良さを伝えていきたいものですね!!

良かったら見に来てくださいね~♪♪ではでは

 

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