ヴィヴィアンのバッグリメイク①(第2473回)
ALZUNI時代の初期のお客様の私物の修理w
もはや私の黒歴史とも言える時代の前職のお客様のリメイク依頼ですww
今日はそんなエピソード1を話しましょうかww
その昔私がALZUNIのトレッサ横浜店に在籍していたのは常連様方は周知の通りですが、ALZUNIと言えば基本的には店前にバッファローがおり、イーグルの置物があり、インディアンジュエリー等アメリカンな風合いのコンセプトのお店で、基本的にはBGMもカントリーロックなのがお決まりのお店だったのですが、私が店を任された時はそんな社内規定や歴史も知らずにブランキージェットシティーや黒夢やアシッドブラックチェリーやらガンガンに「ドゥルルル♪♪」言わせて営業してたんですねww
でもそんな時代、我がALZUNIトレッサは過去最高にイケイケ時代を築いていて、ある日専務が名古屋から労いに凱旋に来たことがあったんです。
多分最初来る前は上機嫌だったのでしょう。
しかし店に来るや否やとんでもないBGMに「なんだコレは~!!!オイ!!シモムラァー!!」と呼びつけられ、店前で立たされ一時間以上に及ぶ説教ww(゚∀゚)コワッ!
「なんでこんな曲ガンガンに流してるんだ!!」「なんだお前のその髪色は!!(赤w)責任者のクセにバカか!!」とかなんかめっちゃキレてたんですね。
私も私で規定とか何も知らないのに店を私に任せる会社が悪いと思っていたので正直に「知りませんでした」と淡々と言い反論したら余計に顔を赤くして怒ってくるww
で、納得しない私に「お前はこの店をどういう路線で営業してるんだ!ぁあー?!!!」というので「まぁ、、しばらくはゴスですねトレッサは。売上も周りのALZUNIよりも上でトレッサ内でもスーパーのセールの告知よりもサイトの閲覧数越えててダントツ館内一位になったので。大体店の入り口でこのやり取りは恐縮ですが営業妨害ですよ。裏に私を連れて行かないと・・」と答えると専務キレ過ぎて絶句・・・。
店内のスタッフは心配そうに私を見つめながら無言でBGMをカントリーに戻したりww
そんな修羅場にジャラジャラ言わせて歩いてくるファンキーなおじさんが空気読まずに現れ、専務説教中の私に「今日はガンガンカスタムやっちゃうよぉー!!♪♪」と楽しそうに声かけしながら入店していき、その後ろからまた別で歩いて来て下さったのが今日の作品のお客様カップルw爆笑ww
容姿は男性が何故かタキシード、女性はゴスロリのドレスで超楽しそうに入店。
これが決め手www心の中で「おおー!!ナイス!!!」と思いましたよ!!((´∀`))ケラケラ
専務怒っていたのに唖然として静まっていき、そして失笑、、、。
最後は次の店に無言で消える的なねwwそしてBGM「ドゥルルル♪♪」に戻す!!w
今だから言える事。この場を借りて御礼申し上げます。
「あの時はあなた方が来なかったらもっとヤバかったかもです。」・・続く。え?w
では本題!!
元ゴスロリドレスのお姉さんのバッグww
「元」が付きますww
はい、10年以上時は経ち、流石にそんな恰好まではしなくなったお姉さん。
しかし相も変わらずな雰囲気は残っているお姉さんのご依頼ですw
かなりバッグがボロボロにも関わらずリメイクして欲しいとの事でご来店。
もう触れば触るだけボロボロ剥がれ落ちる表皮!!
それもそのはず。ブランドネームはありますが実際は合皮で出来ていて乾燥してボロボロな外周。。
中の縁もみてみると・・・
これは結構・・ヤバイねww愛着が無ければ買い替えを・・・
もはやそんなレベルではありました。
そして黒い革を周りに貼り合わせて強化したいということだったので・・・
革を貼るには内部のパーツも全バラシしないと不可!!
ということでなかなか難易度と手間がかかるリメイク作業。。。
しかし昔の恩を忘れてはいけません!!!
今の私があるのはあの日あの時この人たちが命を救ってくれたからかもしれませんから!笑
あの時現れなかったら私、サイアク〇されていたかもしれませんしね♪♪(´-ω-`)w
という訳で分解~٩( ''ω'' )و
いやー、、直すにも限界はありますが納得するところまで頑張りましょうじゃありませんか!!!
ということで・・・・
ミサ君に作業丸投げする。。。(´ー`)フッww
さぁここでミサ君の出番ですよ!!!
そう、私は過去に感謝の念を持ちながら今回「監督」を選択しましたwΣ(゚Д゚)オイ!笑
もういろいろ歳でアレなんでねww
分解と縫製の代償でそれでも劣化が収まらない状態。。。
もう縫製を外すだけで次々とほころび落ちる素材。。。
イタチごっこの修理になって行きます。
ブラックを施してサイド強化はされたものの、口付近が全然修理施さないと無理な状態に!!
なので・・・・。もう少し頑張ります。ミサ君がww
続く。